ハチを装うハナアブ
ハナアブ 分類 体長 15mm 分布 北海道~沖縄 |
ハナアブは一見姿形はハチに見えますけど、針はなく刺すことはありません。 名前はアブとついていますが、ハエの仲間です。
ハナアブを知らない人はハチだと勘違いしてしまいそうですけど、本当によく似ています。
他の生き物に似せることを 擬態といい、ハナアブの仲間にはハチに擬態しているものが多い。
ではなぜハチに擬態するのかというと、 鳥やかえるなどの捕食者にハチだと勘違いさせ襲わせないようにするためです。
ハチは針をもっていて刺されると痛いことを知っている捕食者は、ハナアブをハチだと思うと襲うことをしないというわけです。
ハナアブの仲間のホソヒラタアブ
(左の写真 遠くから見るとハチだと勘違いしてしまう)
(左の写真 遠くから見るとハチだと勘違いしてしまう)
ハチに似ている昆虫はカミキリ虫の仲間やガの仲間などにもいます。もちろん針はもっていません。 ハチに擬態する昆虫の中には姿、形だけでなく行動まで似せているものがいるのだから面白い。 捕まえるとハチがするように腹をまげて刺すまねをするそうです。
ハチに擬態しているガ スカシバガ科のヒメアトスカシバ