フグの毒の秘密
フグ類は泳ぐのが遅いのでフグ類の中には毒をもつことで、自分が食べられる事をふせごうとするものがいます。 そのフグ毒(テトロドトキシン)は猛毒で摂取すると死亡することがあり、毎年かならず誤って摂取して犠牲者がでます。
その毒は以前はフグの体内で作られると考えられていましたが、今ではフグ毒をもっている生物をフグが食べる事で体外から取り込んでいると考えられています。
フグ毒は海底の泥の中の細菌が作り、それが食物連鎖の中ゴカイ類や貝類のような小型の生物に蓄積され、それを食べることでフグの体内に蓄積されるのです。 その証拠に、毒を持っていないエサを食べて育った養殖のフグは毒をもっていません。